施工事例works

漆喰の壁や杉の無垢フローリングなど自然素材が心地よいLDK。テレビの背面にはパイン材を使用している。家族がそれぞれ居場所をつくれる自由さも魅力

子どもたちが立体的に遊ぶ
自然素材に包まれた住まい

Mさん宅 深川市・夫婦40代、子ども2人

ご主人と息子さんはアレルギー性鼻炎で、「新築にはなるべく化学物質を使用したくない」と考えていたMさんご夫妻。完成から1年が経つMさん宅は、床は杉の無垢材、壁には漆喰を使用した自然素材に包まれた住まいです。杉無垢材の床はうづくりで仕上げており、木目の凹凸が心地よく優しい肌触りをもたらします。「実験の意味も込めて、数日間換気を止めて暮らしてみたのですが、心地よさはほんとど変わりません。自然素材の素晴らしさを改めて実感することができました」とMさん。まるで家自身が呼吸しているかのような清々しい室内環境になっています。

また、Mさん宅は深川市の厳しい冬を乗り越えるため、高い気密と断熱も確保。道北では2棟目となる地下水をヒートポンプの熱源として利用する地中熱ヒートポンプを採用し、省エネルギーにも配慮しています。

自然素材に包まれたMさん宅ですが、一番の見どころはロフトまで続く大きな吹き抜け。「子どもたちが全身で楽しめるような仕掛けをつくりたかったんです」というMさんの希望を叶え、吹き抜けにはアスレチックネットが張られています。2階の壁の一部はボルダリング壁となっており、壁やネットを使って身体を動かしながらロフトへと登ることが可能。1階と2階にはそれぞれブランコも設置し、子どもたちが上下左右と、立体的に遊べる住まいになっています。「アスレチックネットも、ボルダリング壁も、大人が使うこともできるので、私も楽しんでいます。友達もたくさん遊びにきて、みんなで汗をかいて身体を動かしていますよ」と充実の笑顔を浮かべるMさん。賑やかな子どもたちの声と、自然素材に包まれた心地よい住まいは、家族に生き生きとした毎日をもたらしています。

大きな開口から注ぐ光を遮らないように、階段はスケルトンに
畳コーナーのスキップフロア。床下に大容量の収納も
大きな開口を設けた南側には、通路や階段を設置し、LDKに直射日光が当たらないように配慮。大きな吹き抜けが奥まで光を運んでくれる
子どもたちにとって、家中がアスレチック
2階にもブランコを設置。最初は怖がっていたという長女も、ネットの上に転がって大はしゃぎ
子どもたちにとって、家中がアスレチック
ボルダリングやネットで上がるとたどり着くロフト階。3階からリビングを見下ろすドキドキ感はなかなかのもの
勾配天井が魅力的なロフトスペース。「将来的にはここに本や漫画を置いて、大人や子どもの秘密基地にしたいですね」とMさん
大人が映画鑑賞を楽しむようにと設けたフリースペースには大きなスクリーンを設置。「実際は子どもたちが友達とゲームを楽しんでいます」と楽しそうに笑うMさん
2階の洋室は子ども部屋に。窓の向こうに深川の豊かな自然が広がる
浴室と寝室は、ウォークインクローゼットを介して直線でつながっている
漆喰の壁には家族4人の手形
タイルがアクセントの玄関周り
太陽光発電パネルを設置した大きな開口を持つ片流れ屋根の家